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ペトリコールとゲオスミン

ペトリコールとゲオスミン

問題

「ペトリコール」と「ゲオスミン」は、薬品の名前ではありません。これは、多くの人が知っている、あるいは感じたことのある「匂い」の名前なのですが、何の匂いでしょうか?

ヒント

  1. 大人よりも、子どものほうがその匂いに敏感なようです
  2. ある出来事の始まりと終わりに感じられる匂いです
  3. 主に夏に知覚することの多い匂いです

答え

「ペトリコール」も「ゲオスミン」も、「雨の匂い」を表す言葉です。ペトリコールは太陽に熱せられたアスファルトに雨が降ると、アスファルト上に堆積していたカビや排ガス成分を含むほこりが舞い上がり、気体となって漂います。これには植物由来の香り成分も含まれており、これらが組み合わさって独特な匂いとなります。

一方、ゲオスミンは雨上がりに感じられる匂いです。こちらは土中に存在するバクテリアが生産する有機化合物の匂いで、降雨によって流れ出します。雨が蒸発する際に広がり、土臭い、カビ臭い感じの匂いとなります。

多くの人が「雨の匂い」を感じますが、2割程度の人はその匂いを感じません。また雨の匂いを感じる人の多くはその匂いが好きではないようです。

記事タイトルペトリコールとゲオスミン
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