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話はここからやねんけど

いつも前提で終わっている

ブログの中で、これまで何度か「やさしい日本語」について取り上げたことがあります。読み返してみると「本当に言いたかったこと」に、毎回たどり着けていないことに気づきます。大抵の場合「やさしい日本語」とは何ぞや、という説明をしているうちに終わってしまうからです。ちなみに「やさしい日本語」は、概ね「ユニバーサルデザイン」と同じ領域にあります。

みんなにやさしい、アレやコレや

「ユニバーサルデザイン」とは、誰にとっても「やさしい設計」の総称と言えます。古くは「身障者専用」があり、その後「バリアフリー」という考えが普及し、その進化系かつ現在地が「ユニバーサルデザイン」です。例えば、建物の入り口などにある階段と併設されている「スロープ(手すり付きの緩やかな坂になっている通路)」などが当てはまります。もはや「スロープ」は決して車椅子専用ではなく、バリアフリーの概念を踏襲して、今では「みんなのもの」です。高齢者や歩幅の小さい幼児、あるいはベビーカーを押す人、荷物が多くてキャリーケース(トロリーバッグ)を使っている人、そんな「誰にでもあり得る」階段だと大変な状況を回避できる通路です。

「やさしい日本語」の汎用性

「やさしい日本語」も、日本で暮らす外国人だけに役立つものではありません。漢字にルビ(よみがな)が振られていれば子どもでも読みやすいですし、シンプルに表現されていることで理解(認知)に負担がかからない点は、日本語ネイティブの大人でも助かる場面が多いでしょう。とは言え「やさしい日本語」を実際に使いこなそうとすると、案外むつかしいことを痛感します。書き言葉であれば考えて対応できるのですが、日常会話でも実践しようとすると、私自身はまだ全然スピードが追いつきません。

話はここからやねんけど

個人的な話で恐縮ですが、私は英語が喋れません。それを少しでも克服しようと、近ごろネイティブスピーカーの方とランゲージエクスチェンジをしています。「エクスチェンジ」なので私だけが英語を学ぶのではなく、相手の方の日本語力向上のために、日本語だけで会話するターンがあります。そのとき「やさしい日本語」で話そうと試みてはいるのですが、想像以上に難しいのです。英語も難しいし、ネイティブだと思っていた日本語も難しい!なかなか「気づき」の多い貴重な時間だと感じています。

学習にも有効かも

「やさしい日本語」のポイントは先述したとおり、シンプルな構文にすること、難しい表現を簡単なものに変換することです。得意ではない英語(外国語)を話そうとするときに、母語(生まれてから使い続けている言語)と同じレベルのことを伝えようするから、言葉が出なくて止まってしまう=喋れない、に陥るケースは少なくありません。外国語の学習段階から、アウトプットする際には「やさしい日本語」を意識したり、並行して変換したりする習慣を身につけてしまうと大きなハードルを超えられそうです。

私の課題

もちろん外国語を話すことへの苦手意識やためらいは、発音が下手だから……間違っていたら……などの「恥ずかしさ」による部分は大きいと思われます。ただ私の場合、その障壁はだいぶ壊すことができたので、目下の課題は「やさしい日本語」への変換と言えます。英語を話すためにも日本語で伝えるためにも、有効なアプローチではないだろうかと痛感し、七転び八起きしている最中です。

記事タイトル話はここからやねんけど
掲載日2025年11月1日
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