「傾聴力」て何?
話を聞けない私たち
「対話」と同じくよく見かけるけれど、実は結構むつかしいものに「傾聴」があります。そもそも私たちは人の話をちゃんと聞いていない、と言っても過言ではありません。たとえ仕事や勉強などのために「聞こう」という気持ちはあっても、結果的に「聞けていない」部分が多いことは、「メラビアンの法則」などでよく知られています。
「非言語」が「言語」を支えている
「メラビアンの法則」とは、コミュニケーションにおいて「言語(書く、話す)」情報が人に与える影響は 7%程度で、非言語(聴覚、視覚)による情報が 9割近くを占めるという心理学の法則です。たしかに非言語コミュニケーション(声のトーンや話す速度、ボディランゲージや表情)が与える影響は大きいですが、言語情報をおざなりにして良い訳ではありません。人に与える印象は良いに越したことはないですし、その方が話が伝わりやすいことを示す法則ですが、言語を軽視すると、中身や内容のないやり取りに終始してしまいます。
「傾聴」とは
「傾聴」の難しさは、まず私たちは日頃「聞いて(hear)」終わることが多く、人の話をあまり「聴いて(listen)」いない点にあります。次に、熱心に聴くだけでは「傾聴」は達成できない点が挙げられます。「傾聴」する際は、相手の話を評価せず、同調せず、また話をリードしない、と説明されていました。さらにポイントとして
- 共感的理解
- 無条件の肯定的関心
- 自己一致
の3つが示されていました。
同調 ≠ 共感
これを目にしたとき、私はプロのカウンセラーの領域であり、難易度が高いと感じました。理由として「共感的理解」や「無条件の肯定的関心」を相手に示すために、つい「同調」を繰り返してしまうケースが若年層を中心によく見られるからです。また年長者は得てして、ついつい「評価」を下してしまいがちです。
分かったフリは駄目
はたして「同調」とは違う形で、「共感的理解」「肯定的関心」を示すためには一体どうすればよいのでしょう。そのためには、相手の話を分かったふりをせずに「分からない部分は確認しながら聴く」ことが肝要なのだそうです。また、やみくもな同調ではなく丁寧に確認することが「自己一致」にもつながっていくということでした。
傾聴と対話
「傾聴」は、「対話」の実現にも欠かせない要素です。どちらもコストが高い(多くの労力と時間が必要で、効率は悪い)ですが、年齢に関係なく、立場や場面によって適宜行える、というスキルが求められる時代になっているみたいです。
| 記事タイトル | 「傾聴力」て何? |
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| 掲載日 | 2025年11月15日 |
| カテゴリー | ブログ |
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