やってほしいことを言語化する
AIの利用率
AIを利用する人がどんどん増えています。国内における2025年での利用率は25%と、2023年以降大きく伸びてはいますが、アメリカや中国の利用率(70〜80%程度)に比べるとまだまだ低いようです。年代別の内訳では、20代の利用率が50%近くと高いのに比べて、30代では25%、40代では30%、50代では20%程度と、年代が上がるほど低くなる傾向があります(いずれも「情報通信白書令和7年版」を参考)。
30代が低い理由
「年代が上がるほど低くなる傾向」というからには、30代の利用率が40%くらいであることが期待されるのですが、実際は40代の利用率よりも低いものになっています。これの原因について言及しているものはほとんどありませんでしたが、管理職の理解不足のために仕事では使えない環境にいるとか、学生時代には無かったツールだからとか、利用していることを言わない使い方をしているから、などの考察がなされていました。いずれも可能性はありそうですが、単独の理由というよりは、これらを組み合わせた複合的な理由のように思います。
高齢者とAI
一方で、60代以上となるとその利用率はさらに低くなります。仕事や生活に必要ないから、という理由が挙げられていましたが、周囲にいる高齢者の様子からは、どちらかというと未知なものへの不安から利用を控えているようにみえます。実は自分が認識できていないだけで、AIにサポートされている状況はたくさんありますので、AIを恐れるのではなく上手く使ってQOLを上げる工夫はしてもよいのに、と思います。もちろん、導入や安全な利用のためのサポートは必須です。
言語化が大切
40代、50代は会社やコミュニティにおいて、管理職など責任のあるポジションを任されることの多い世代です。部下やメンバーをマネジメントするときに、やってほしいことを伝えたり、組織として向かう方向を伝えたりするには言語化が欠かせません。AIを使うときにプロンプトを書いたり工夫したりしたことのある人なら誰でも、「これは人にお願いをしたり指示をしたりするのと似ているな」と感じたことがあるはずです。自分の考えていることは自分以外知りえませんので、上手く言語化することで、自分にとってよりよい状況や成果を作っていく能力が求められています。
やってほしいことを言語化する
人間もAIも、指示者の言語化が下手だと上手く働いてくれません。自分の言語化が下手なのに、部下やAIが思ったような結果を返してくれず、「あいつは使えない」「AIなんて使えない」という結論に辿り着くのは浅薄です。今のところ、AIは人間に比べると我慢強いので、どれだけ無理なことを言っても対応してくれようとしてくれます。現実社会で責任のあるポジションに付く前に、AIを練習台にして、「やってほしいことを言語化する」訓練をするのは賢いAIの使い方かもしれません。
| 記事タイトル | やってほしいことを言語化する |
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| 掲載日 | 2026年1月31日 |
| カテゴリー | ブログ |
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