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「国語が苦手」を見抜く方法

「国語が苦手」は見抜ける?

以前のブログ「国語が苦手?」では、国語が得意な人は多くの場合、国語ができないことについて「なぜできないのかがわからない」と感じる、と書きました。また、国語に関係のある言語能力は、空間認識能力などに比べると遺伝しにくい能力なので、親が国語が得意だったからっといって、子どもがも国語が得意であるとは限らないのです。このような前提で、自分の子どもが「国語が苦手かどうか」を見抜く方法はあるのでしょうか。

国語の成績から

一番簡単なのは、国語の成績を見ることです。ただ、漢字や古文、漢文のように、覚えることでそれなりに点数が取れてしまう内容も多く、本来身につけてほしい「考える力」や「読み取る力」、「表す力」などがどれくらいできるのかを正しく判断するのは簡単ではありません。長文読解の出来不出来がある程度の指標になりそうです。

数学や理科の成績から

一方、国語とは関係のなさそうな、算数/数学や理科の成績を分析することでも、国語が苦手かどうかを判断することができます。算数/数学では、「計算問題は得意だけれど、文章問題が苦手だ」という場合、「国語が苦手」の可能性が高いです。また理科では、暗記で対応できる内容以外の、適切な式を選んで用いる問題や、当てはまる法則を選ばなければ解けない問題などが苦手な場合、「国語が苦手」かもしれません。

全体の成績から

そして、これまで挙げたように「あれはできるけれどこれができない」ではなく、「全体として成績が悪い」場合も、国語が苦手が根本の原因になっている可能性があります。これは以前のブログ「国語が苦手?」で書いたとおりです。

普段の会話や書いた文章から

最後に、子どもとの会話の際、少しだけ意識をしてその内容を評価してみてください。国語が苦手な子どもは、言葉のつながりがおかしかったり、説明を途中で諦めたりすることがあります。また、書いた文章が口語的だったり、思考の順番のまま書いている場合も、国語が苦手な可能性があります。これらの情報を通じて、子どもが国衙が苦手かどうかを知っておくことは、無理やり塾に通わせるよりも学力の向上に効果があるでしょう。

記事タイトル「国語が苦手」を見抜く方法
掲載日2024年11月16日
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