助走のつけ方

4月から始めよう
毎年、1月から3月は慌ただしく過ぎてしまいます。年齢を重ねれば重ねるほど、それを実感しています。ただ、3月も中旬を過ぎた頃には少し落ち着いてきて、4月以降のことに思いを馳せる余裕も出てくるのではないでしょうか。4月になったら資格の勉強を始める、とか、4月になったらダイエットする、など、4月は新しい取り組みを始めるきっかけになる月かもしれません。
4月は忙しい
しかし、4月1日をスタートラインに設定して鼻息荒く臨んだものの、4月特有の忙しさにかまけてうまく継続することができなかった、という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。日本では会社や学校が4月にスタートする慣習ですし、自分と同じように「4月に新しいことを始めよう」と考えている人も多いので、それに巻き込まれてしまう形で「自分が新しくやりたかったこと」が後回しになってしまうのです。
助走をつける
これを避けるには「始めようとする少し前から取り掛かる」のをおすすめします。つまり、本格的に走り始める前に助走し始めるのです。高く飛ぶために屈んだり、遠くへ飛ぶために助走したりなどと同じことです。スポーツに限らず、人間はあらゆる挙動の前に予備動作を行います。武道の達人は予備動作が限りなく少なくなる、といわれていますが、達人の域に達していない分野に新しく取り組むのであれば、適切な予備動作があったほうが良さそうです。
4月を助走期間にする
つまり、新しい目標や習慣への予備動作や助走にあたるものを3月中にスタートすればよいのです。ここで大事なのは、助走期間には、変化や進捗がなくても、またうまくいっていない気がしたとしてもOKとすることです。すでに3月末ですので、4月に向けた助走期間が十分に取れそうにない場合は、開き直って4月を丸々助走期間に充てても良いかもしれません。前述の4月特有の忙しさと相まって、ちょうどよい感じになるのではないでしょうか。大切なのは始めることと、継続することなのです。
記事タイトル | 助走のつけ方 |
---|---|
掲載日 | 2025年3月29日 |
カテゴリー | ブログ |
表示数 | 32views |