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女王蜂症候群と世代間ギャップと

女王蜂症候群

「女王蜂症候群」とは、男性社会において、女性の上司が女性の部下に対して攻撃的な態度を取る現象のことです。これはかつて、自分が男性社会で苦労してポジションを築いた経験から、他の女性も同じ苦労をするべきだと考えたり、自分のポジションを脅かされるのではという不安からそのような行動に出てしまう、と言われています。

世代間ギャップ

女王蜂症候群は男性社会が原因のひずみのひとつであると考えられますが、これは女性に限ったことではなく、たとえ男性であったとしても苦労していればいるほど、同じような思考に陥る可能性があります。例えば戦争を知っている世代(いわゆる焼け跡世代)が団塊の世代に厳しくあたったり、就職氷河期世代がZ世代に恨み節を吐くなど、自分の環境や世代の良いところは無視して、文句を言ったり機嫌が悪くなったりすることもあるでしょう。

氷河期世代の女王蜂

このように考えると、現役世代の中で一番大変なのは「氷河期世代の女王蜂」なのかもしれません。過去から現在までの環境が難しいものであったことももちろんなのですが、特に最近は「ワークライフバランス」や「ダイバーシティ」など、自分が苦労していた頃は一般的ではなかった考え方が社会に浸透しており、対応力や適応力のある「できる人」ほどストレスがたまる状況になっているのではないでしょうか。

異質なものから価値を見出す

性別の違い、国の違い、時代の違い、環境の違い、価値観の違いなど、あらゆる「ギャップ」が私達を困惑させます。ただ、どちらかが完全に正しいことや、どちらかが完全に優れているようなことは無いはずです。自分の所属していない異質なものの中から、時代や環境に左右されない「普遍の価値」を見出す事ができれば、これほどラッキーなことはありません。馬が合わないあの人、苦手なあの世代、距離を置きたいあの団体に少しだけ興味をもつと、良いことがある……かもしれません。

記事タイトル女王蜂症候群と世代間ギャップと
掲載日2025年11月22日
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