読込中

いい質問

言われて嬉しいフレーズ

思いきって質問したとき、回答者から「いい質問ですね」と返されて、悪い気はしないものです。だからと言って「いい質問をするぞ」と意気込んで考え過ぎると、上手くいかないことが多々あります。

「いい質問」って何だろう

昨年「いい質問」とは何かを掴みたくて、あちこちに足を運びました。ここではインタビューのような一対一のやり取りではなく、複数の聞き手がいる場での「いい質問」を取り上げます。具体的には、シンポジウムや株主総会での質疑応答の場面を少し観察しました。

答えの質、問いの質

以前は一対一など少人数のやり取りで、時折「あれ?質問の答えになっていないぞ」と回答の質が気になっていました。しかしスピーカー対オーディエンスという図式になると、ふと質問の質の重要性に意識が向かうようになったのです。すべての聞き手に質問時間が与えられているわけではないケースでは、機会を得られれば「いい質問」をしたいですし、機会を得られなかった人からはそれを期待されます。

自分語りに偏る理由

ところが、どのような場所でも「結局、何を聞きたかったのだろう」と首を傾げたくなる、迷走した質問に遭遇しました。原因として、前述した「いい質問をするぞ」の空回りが挙げられます。いい質問、つまり「いいこと」を言う自分の姿を追い求めるあまり、本質的なテーマを見失って自分語りに走ってしまうのです。

大人だから生まれるエラー

質問そのものよりも自分語りが長くなる要因は「ちゃんとした大人」ゆえだと考えられます。人生経験を積むと「脈絡のない話」を避けようと、自分の背景や前提を語りすぎることがあります。本来ならスピーカーの話に沿うことで脈絡が整うのですが、関連する話を意識しているつもりで結果的にズレてしまうのでしょう。

代弁者を目指す

「いい質問」の条件のひとつは、「共感を得られる」ことです。他の参加者が「私もそれを聞きたかった」と思えるものが良い質問であり、それは往々にしてとても素直な問いです。「いい質問をするぞ」とはりきり過ぎたり、自分を良く見せようとしたりと背伸びしないことが得策なのです。

記事タイトルいい質問
掲載日2026年8月22日
カテゴリー
表示数 39views