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増えるオキアミ

増えるオキアミ

問題

オキアミはエビに似た形の甲殻類で、海にたくさん生息しています。大型の哺乳類であるクジラは、オキアミを捕食することで知られていますが、クジラがオキアミを食べれば食べるほど、オキアミの数は増えるそうです。これは何故でしょうか?

ヒント

  1. オキアミは食物連鎖の底辺に属しています
  2. オキアミは体長3cmから6cmの大型のプランクトンです
  3. オキアミは植物プランクトンなどの小型のプランクトンを食べます

答え

クジラがオキアミを捕食して、しばらくすると糞として排出するのですが、その糞は多くの植物プランクトンなどの小型のプランクトンに消費されます。その結果、小型のプランクトンが増え、それを捕食するオキアミが増えることになるのですが、この際増えるオキアミの量はクジラが捕食するオキアミの量よりも多いそうです。

このように、捕食されたオキアミよりも多くのオキアミが増えることを「オキアミパラドックス」と呼びます。クジラの糞に含まれる鉄分が小型のプランクトンを効果的に増やすと考えられています。

記事タイトル増えるオキアミ
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