ガス田の大火災

問題
1963年にウズベキスタン(当時はソビエト連邦)で起こったガス田の火災は、なかなか消火することができず、1,000日を超えて燃え続けました。吹き上がる炎の高さは50mを優に超え、毎日大量の天然ガスが消費されました。1966年にようやく鎮火に至りましたが、どんなに手を尽くしてもだめだったガス田火災を抑え込んだ方法とは何でしょうか?
ヒント
- 大量の水をかけたり、噴出口を爆薬で吹き飛ばすなどは効果がありませんでした
- ガス田火災の鎮火には、ガスの供給元となっているパイプを塞ぐ必要があります
- 1960年代は冷戦中です
答え
ソビエトはガス田火災の鎮火のために、核爆発を利用しました。1,500mもの穴を掘り、火災が起こっている噴出孔につながるガス管の側で核爆弾を爆発させ、その力でガス管を押しつぶすことでガスの噴出を止めようとしたのです。この試みはうまくいき、火災は見事に収まりました。