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想像力の範囲を広げる

気温の変化

10月に入って、ようやく長袖が登場する回数が増えてきました。近年、夏の暑さが9月以降も残ることが増えているように感じます。気象庁のデータを見ても、秋口における「夏日(最高気温25度以上)」の日数は過去と比べて明確に増加しており、「暑い」と感じる時期が長くなっていることが分かります。

花火大会の開催日の変化

気温の変化に合わせてなのか、花火大会を夏前や秋以降に開催することが多くなっているようです。確かに7月、8月の危険な暑さの中、多くの人が外出するのはトラブルの原因になりそうですので、適切な判断なのかもしれません。少し風情が足りない気がしますが、風情と命の安全とを秤にかけるのですから、答えは明らかです。ところで、花火大会といえば常に話題にあがるのが「ゴミ問題」です。規模の大きな花火大会になればなるほど参加者も増え、それに伴い屋台やキッチンカーの出店が多くなります。そこで飲食した後の、大量のゴミの処理方法が問題になるわけです。

一番の問題

本来であれば、飲食した人やその家族、またそれらを販売した事業者が責任をもってゴミを処理すべきですが、会場にそのまま捨てて帰ってしまう人が絶えません。さらに問題なのは、「持って帰ろう」としたものの、道中にある自動販売機やごみステーション、駅のゴミ箱などに捨てて帰ってしまう人がいることです。結果として、楽しいはずの花火大会が地域トラブルの種になってしまっている現状があります。

会場側での回収という対応

この「周辺にゴミを撒き散らす」という一番の問題を解消するために、最近では会場側に大型のゴミ箱を多数設置したり、「ゴミはその場に置いて帰ってください」とアナウンスする事例が増えてきました。大会主催者側には処分費用という余計なコストがかかってしまいますが、周辺地域への被害を防ぐ意味では現実的で実施しやすい対応だと思います。

想像力の範囲を広げる

「多くの人が集まる→夏が暑すぎる→開催日を変更する」という判断には納得できますが、「多くの人が集まる→周辺にゴミが放置される→会場側がゴミを引き受ける」という流れには、どこかもやもやしたものを感じていました。その理由を考えると、「自分のゴミは持ち帰る」という前提を果たそうとした人が、途中で「目についた場所に捨ててしまう」という弱い心に流され、結果として主催者側が回収せざるを得なくなっているからだと気づきました。自分の行動がどんな影響を与えるのか、もう少しだけ想像力を働かせることができれば、状況は変わるはずです。想像力は「深く」洞察することだけでなく、「広い」視野を持つことも大切なのだと感じます。

記事タイトル想像力の範囲を広げる
掲載日2026年10月24日
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