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駄洒落を我慢しないために

駄洒落とは

駄洒落とは、似通った音の言葉同士をかけて楽しむ言葉遊びのひとつです。粋で知的な「洒落」に対して、誰でも思いつくようなすこし格落ちするものとして「駄」をつけているようです。駄洒落の言葉遊びとしての歴史は古く、和歌や俳句では「掛詞(かけことば)」として頻繁に用いられており、落語などでもパンチライン(最も印象的なオチや決め台詞)として使われることが多いことは広く知られています。

駄洒落の評価

しかし、日常生活の中では駄洒落が評価されることはほとんどありません。和歌や俳句、落語が身近でなくなった一方で、ポップソングの歌詞やラップのリリックでは「韻を踏む」ことで当然のように行われており、かっこいいものとしての地位は以前よりも確立されているように思います。しかし、日常会話の中で登場したとたん、煙たがられる存在になってしまいます。これには中年以降の男性が多用するから、という別の原因があると推察してますが、それは次の機会に譲るとして、とにかく駄洒落が評価されるシーンはほとんどありません。

なぜ駄洒落を言うのか

そんな評価の低い駄洒落を、なぜ口に出してしまうのでしょうか。駄洒落に関してはいろいろな研究がありますが、有力なものとしては「(加齢などによって)注意力が散漫になるから」だそうです。言葉が持つ本来の意味ではなく、その音ばかりに集中してしまうこと、加えて思いついた駄洒落を我慢する理性(感情の抑制機能)も低下しているため、つい口に出してしまう、という構造のようです。興味深いのは、男女問わず理性の低下はみられますが、女性は男性に比べると、言葉からは音よりも「思い出」を引き出す力の方が強いため、駄洒落に溺れてしまうことはないそうです。

駄洒落を我慢すること

駄洒落を思いつくだけの語彙力と発想力は、見方を変えるとその人の大きな武器なはずですし、理性が低下するまではそれをもってしっかりと仕事をしてきたはずです。また、生物学的な性は本人が選べるものではありませんし、加齢は誰もが辿る道なので、それを揶揄することは今後問題となる可能性があります。しかし、現在のところ駄洒落は嫌われるものであることは間違いなく、多くの中年男性が駄洒落を我慢しているようです。これは健全な状態であるとは言えません。

駄洒落を思いついたら

そこで、駄洒落を我慢しないための方法を紹介します。それは、その駄洒落を「自分ではない誰かに言わせる」ことです。おそらく、駄洒落に悩む男性は、会話の輪の中で一番先に駄洒落を思いついているはずです。駄洒落を思いついたら(あるいは思いついてしまったら)、会話の展開を先読みし、伏線を貼りながら会話を誘導することで、その駄洒落を他の誰かに言わせてみましょう。もし成功したら、駄洒落が場に登場した快感だけでなく、ゲームをクリアしたときの達成感も一緒に獲得できるはずです。

駄洒落を我慢しないために

会話やそれに伴う笑いは、人が人らしく、健康でいるために必要なものです。たとえ駄洒落であても、年齢を重ねるにつれて口数が少なくなりがちな男性が言葉を発する機会を奪うべきではありません。仕事などの真剣な場面でも、肩の力を抜いて会話ができる関係性があれば、よりうまくいく確率が高くなるのではないでしょうか。

記事タイトル駄洒落を我慢しないために
掲載日2024年1月13日
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