原子力電池の使い道
問題
「原子力」や「放射能」と聞くと、「こわいもの」や「危険なもの」のイメージがありますが、きちんと使うことができるのであれば我々の生活を豊かにしてくれるもののひとつです。
原子力発電所は、原子炉の中でウランが核分裂する際に発生する熱で水を蒸気にし、その蒸気の力でタービンを回して発電します。一方、同じ放射性物質を使うものの、原子力発電所とは違う仕組みで発電することができる「原子力電池」というものがありますが、ご存知でしょうか。
原子力電池は長寿命で充電不要という特徴があります。さて、現在スマートフォンなどでも使われる小型のリチウムイオン電池が登場する以前、その特徴を活かした利用方法は何でしょうか?
ヒント
- 原子力電池は100年以上稼働できる
- 原子力電池は充電不要である
- 原子力電池は小型である
- 原子力電池は宇宙探査機などにも使われていたが、より身近な用途である
答え
原子力電池は植込み型ペースメーカーの電池として使われていました。現在はペースメーカーの植込み手術よりは簡単な手術で交換できる電池を使用しています。